ふと深夜に目を覚ますが雨の音が耳に響く。
これでは移動は無理かなと思い2度寝。7時ごろに目を覚ますと雨はあがっていた。
ゆっくりとコーヒーを飲みながら出発の準備をする。
天気も良くなりそうなので洗濯も済ませておく。
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| 朝の風景 |
天気が続く |
8時30分ごろに出発し、旅前から非常に楽しみにしていた大内宿を目指す!!
コンビニで朝食を取った後、ゆるい上り坂をタラタラと走っていく。
すると、どうだろう…上りは徐々に僕を拒み始めた。
毎度のことだ!!気にするかっ!!と言いたいところだけど、中途半端に勾配7〜8%が連続して続く。
休む暇を与えない大内峠はS…そして僕はMだった。ただそれだけ。
進歩。いや、力がついたのだろうか?
ほとんど休憩することもなく峠を越すことができた。
一つ想う事。
チャリダーにとって峠や上りは大きな壁となる。
だけど、上りきった時の達成感や下ったと時の開放感は相当なもの。
そこには生がある。
辛いことや苦しいことに出くわした時、自分が生きていることを改めて実感できる。
そして必ず先には下りがある。それは楽しいことや喜びだったりする。
平坦な道では決して出来ない体験。これはやめられない…
峠を下って大内ダムを過ぎると、堂々たる茅葺屋根群が見えてきた。
タイムスリップ…、まるで一昔前に来てしまったような風景が広がっていた。
用水路を活用してラムネを冷やしている光景は、どこか懐かしさを感じる。
高台より見下ろした大内宿は、よくパンフレットや情報誌に載っている景色と同じ。
とても大内宿らしさが出ている一枚の作品。
そんな大内宿も最近になって観光名所として知名度を上げてきたのだ。
昭和40年ごろの写真をお店の人に見せてもらったが、観光地としての大内宿の姿は一切見られなかった。
夏は農作物で生計をたて、冬は出稼ぎへと出て行ったのだ。
人口は減り、村は廃れる一方だったという。
ある一軒のお店が今の大内宿のように観光客向けに商売を始め、便乗するかのようにお店は増えていった。
僕には良いのか悪いのかわからない。
大内宿に方々全員が満場一致で良かったと言うのだろうか?
平穏な生活は脅かされてしまった、でも村は存続された。
僕も観光客の一人として来ているので説得力はないけど、情緒溢れる宿場町を見れて良かったと思う。
さて、甘いものは必須。
栃の実を練りこんだ、とち餅や栃の実大福は不思議な味がする。後味が非常に独特。
しんごろうは、米を軽くすりつぶしたものに味噌ダレをぬって焼き上げたもので香ばしくてボリュームがある。
焼き団子…、これはもう…言うことなし!!
もっちもちの団子に、じゅうねん味噌を塗り焼き上げているのだけど、味噌の香りが最高!!
じゅうねんとは、よく鳥の餌なんかに使われている実らしいのだけど大変美味。
無料のお茶なんかや試食をして大いに大内宿を楽しんだ。
心も腹も満たされ本当に満足な時間!!
変らない風景。
この言葉は好きだ。着飾っていないで有りのまま。
僕は流行には疎い人間だから、あまり人がやっているからやろうとは思わない。
影響されやすいけども、頑固なのか譲れないところもあったりする。
中途半端に終わったらそれまでだけど、それを貫き通したら逆に立派だと思う。
我流。自分の信念貫いて夢に向かっている人を心から応援したいし、自分もそうでありたい。
変に格好付けないで、素の自分を出していこう。後悔しないために。
大内宿は僕に教えてくれた。素朴でいいじゃないかと。
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| 癒し |
焼きだんご |
お店の人と長話をしたり、のんびりとお茶を飲んでくつろいだりして堪能した後は栃木県向けて出発。
車と同じ速度で下って、湯野上温泉に出て国道121号線を走っていく。
田島の町で買い物をする。この旅始まって以来始めての生魚を購入。
せっかく100円ショップで網を買っていたので使ってみることにした。
田島を過ぎると徐々に上りになっていた…。
地図を見ると、うーん…どうやらまた峠があるみたいだ。
峠を越えても道の駅までは少し距離があるので、峠の手前の道の駅たじまで今日は終了。
標高800mで気温はぐんと下がっており、携帯は圏外と心細くなる要素を兼ね揃えていた。
暗くなり、すぐにテントを張って寝袋に包まりながら夕食の準備をする。
買っておいたサーモンの腹身を網で焼いて食べる。
うん、美味しい!!さすが腹身、さすが網焼き!!ジューシーなおかずでご飯も進んだ。
走り終わった後の娯楽、それは食べること。いや、それが全てだ…なんてね。
明日はいよいよ栃木県へと突入する。
そう、関東に入っていくのだ。さて風景は東北と比べて変っていくのだろうか?
非常に楽しみ。