朝5時過ぎに起きる。今日は細矢さんの車で草津温泉へと行く!!
久しぶりの早起きに若干寝惚けていたが、朝食を頂いて脳を活性化させる。
スタンバイOK!!6時前には出発!!
久しぶりの車での遠出。ちょっとワクワクする。
自転車では出すことが不可能な速度で、車はエンジン内部で爆発を繰り返しその力をタイヤへと伝えていく。
速い!!自転車では1時間ほどかかる距離をあっという間に進んでいく。
恐るべし近代文明。恐るべし車社会日本。
まずは、世界三大奇勝の一つに選ばれている鬼押出へと向ったが、
天候はいまひとつで霧が立ち込めていた。
しかも、入場料をとられるみたいで会場時間もまだだった。
せっかく来たのにその全貌を拝むことはできなかったが、所々でその雰囲気を感じることができた。
岩がゴロゴロと転がっており、溶岩の塊?のようだった。
例えるなら、地獄を思わせる風景だ。それも深遠。
鬼押出も早々に、草津温泉を抜けて白根山へと向った。
途中に湖があり遊歩道で見て周れるみたいなので歩いてみたのだけど、ここで悲劇が…。
写真を撮ろうと遊歩道を後ろ向きに歩いていると…、想像がつくと思いますけど。
ドテッ…。
はい、遊歩道を踏み外してお尻から豪快に落ちてしまいました。
幸い高さもなく泥濘になっていて柔らかかったために怪我はなかったけど、
所々に泥が…、あぁ間抜けにもほどがある…。
細矢さんは心配して下さったけど、僕の心は硝子細工であって酷く落ち込んでいたのです。
頭に巻いていたタオルで泥を拭って事なき終えたけど、とても恥ずかしい失態だ。
もーこれは細矢さんのお嫁に行くしか事を収めることはできない(照)
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| 白根山 |
雲を抜けたら快晴 |
一向に晴れそうも無い霧。しかし、標高が高くなるにつれて霧が離れていく。
白根山の駐車場へと着いたころには、太陽が主役と言わんばかりに良い陽気。
最初は雲に覆われて景色を見るのは無理だと思っていただけに嬉しさも倍増!!
さぁ、まずはエメラルドグリーン色に輝く湯釜へ。
観光客の波を掻き分けながら進んでいく。
駐車場から湯釜までは階段もあり決して歩きづらい道ではなかったけど、お年寄りにはキツイ傾斜。
何人かの方が途中で挫折して湯釜まで行くのを止めていた。
んー、ここまで観光客が多いのなら、もう少し傾斜を緩くした方が良いと感じた。
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| 湯釜 |
を撮る自分 |
上りきった先には、言葉には表すことができない光景が目に入ってきた。
なんだろう…、鬼押出が地獄とするならばここは天国だろう。
一瞬、生きていることを忘れてしまうような浮遊感。独特な静けさの中、暫し言葉を失っていた。
先ほど溢れかえるほどいた観光客の波も干潮。
これはしめたものだと記念写真を撮って第2波が来る前に撤退。
近くに展望台があるみたいなので登ってみる事にした。
雲を抜けてきたと言うことは、雲海を望むことができるかもしれない。
期待しながら、結構な勾配を登り頂上へと到達。
予想通りに雲海が広がっており、僕らのテンションは最高潮に!!
何だこれ…
凄い…
こんなの見たことない…
と、ありきたりな言葉を並べながらも自分の感情を表に出そうとする。
自然からしてみれば人間がいかにちっぽけかわかる。
もう、凄いの一言しか後半は言っていなかった気がする。
自然がほんのわずかに分けてくれる力は、僕にとっては大変大きなものになる。
目を見開き、この景色を忘れまいと強く思い願う。いや、忘れるはずがないだろう。きっと。
このまま雲を歩いて北海道まで帰れるのなら、どんなに素敵なことだろうか。
うーん、ファンタジーだ。
先ほど、うんと上って来た道をうんと下っていく。
その先には名湯の中の名湯、草津温泉が待っている。
草津温泉は湯量が豊富なために無料の公衆浴場が19箇所もあるらしい。
節約を心がけている旅人にとっては、まさにうってつけの温泉街だ!!
草津と言えば「湯畑」らしいが、僕は初めて聞く名だったし、どのようなものかも想像できなかった。
実際、湯畑を見てみるが、それが何のために存在しているか謎だった。
源泉を循環しているのだろうか?それともただ単にシンボル的な?オブジェ?
うーん、僕にはさっぱりだけど、立ち込める湯煙を見て温泉街に来たという実感はできる。
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| 温泉まんじゅう |
温泉街 |
細矢さんと幾つかの公衆浴場を周って身体はポカポカになっていた。
タンクトップ一枚でも平気なくらいにまで身体が火照っているのだ。
恐るべし草津温泉!!
草津温泉では有名な「ちちや」で温泉まんじゅうを二つ購入。
温泉とは浸かるだけが全てではない、美味しいものを食べて初めて成り立つのだ。
そう、僕には必ず甘いものが必要…。
と、温泉まんじゅうを食べて満足していたのも束の間。
温泉街をブラブラと歩いていると、他の温泉まんじゅう屋の方が
出来たてのまんじゅうはいかが?と勧めてくるではないか!?
しかも、購入の有無にかかわらず丸まる一つを試食でき、お茶まで頂ける。
もちろん、断る理由などもなく本日三つ目のまんじゅうを頂戴する。
おぉ、蒸しあがったばかりのものは全然違う!!
生地はふかふかで、あんこも熱々で食べ応えは十分ある。これが試食とは驚きだ。
まんじゅうを食べ終わり、温泉街を歩いていると、
また違う温泉まんじゅう屋の方から試食していきなと言われお茶と一緒に頂いた。
至福…、これ以上の幸せはあるのだろうか?
まんじゅうに囲まれての暮らし…悪くないかもしれない…。
ただ、最近は甘いものを取り過ぎているので自重しなければ。
草津温泉を十分に堪能し、細谷さんには感謝です。
他に行きたいところは?と聞かれたので榛名湖へ行ってみることにした。
車中…、適度に火照った身体、適度に満たされたお腹…僕はウトウトしていた。
気付いた時には榛名湖が眼前に広がっていた。
駐車場に車を止め、今日走り詰めだった細矢さんは少しの間仮眠。
ウトウトしていた時に幾らか寝ていたのか、僕は眠気がさっぱり消えていたので湖沿いを散策。
風はすっかり秋を感じさせてくれる。単純に肌寒いだけかもしれないけど。
不思議と夏から秋へと移り変わる時の空気というのはわかってしまう。
それは室内に居ても同じこと。
澄んだような空気が秋を知らせてくれるのだろうか、心に直接。
少し寂しい気もするが、旅をしている身なので秋とは嫌でも付き合っていかなければいけない。
いや、逆に大歓迎だ。素敵な紅葉が見れるのだから。
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| 焼きまんじゅう |
帰路につく途中、群馬名物の焼きまんじゅうを細矢さんに買っていただいた。
話には聞いていたのだけど、どのようなものかはまったく想像できなかった。
実物を見たときのリアクションとしては、あぁ、なるほど…。
団子のようにまんじゅうの生地を串に刺し、網で焼き目をつけて味噌ダレを塗ったもの。
味は若干濃い目で、想像が出来る味と言うべきだろうか?
まぁ、そのまんまです。
細矢さん宅へ帰った後は、日記書きをして今日も夕食を頂いた。
赤の他人の僕が、ここまでお世話になっていいのだろうか?と少し不安になったりもする。
遠慮はむしろ人の好意を拒んで傷つける形になるので、今は素直に受け取る側でいよう。
でも、ここまでたくさんの方々に優しくしていただいて僕は無力なのでは?と感じてしまう。
いや、今は無力でもいいのだけど…。
早く、今ままで優しくしていただいた分を返していきたいと思っている。焦っちゃいけないけどね。
追伸:群馬県が誇るFMラジオ番組「148」これは聴いたほうがいいかもしれない…。