朝7時半過ぎに起きる。
布団の圧倒的な力の前に僕は成す術がない…。寝ようと思えばいくらでも寝れそうだ。
リビングへ下り、遠山君のお母さんとお姉さんに挨拶。お父さんはもう仕事に行ったようだ。
朝食を頂き、今日のお昼にとお弁当まで用意して下さった。見ず知らずの僕に…本当にありがとうございます。
朝食を食べ終わり、遠山君のお母さんの出勤と共に外へ出ると…、雨だ…。
天気予報を確認しても今日一日降り続けるそうだ。あぁ、走りたくない…。
幸いなことに市街地だというのに近くに道の駅があるので、そこを目的地にして今日は停滞しよう。
遠山君のお母さんは出勤時間が迫っていたので先に行ってしまった。
ろくにお礼も言うことが出来なかった、急なことだったのに泊めさせて頂きありがとございました。
今の僕にはお礼を言うことしか出来ないです。
まずは、無事に日本一周をやり遂げたいと思います。
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| お昼も頂きました |
雨の中、自転車を雨装備へと衣替え。衣替えもいいけど、あぁ自分が濡れちゃったよ…。
朝から雨が降っていると、こうも気持ちが下がり気味になってしまうとはね。
渋々ペダルを漕ぎ始めるが全然気乗りしない。
雨粒が容赦なく眼鏡を襲い視界が悪くなる。レインウェアを着ているために中が蒸れる。
水溜りを走行し、泥が撥ねる汚れる切なくなる。
首都圏に入り、気の休める場所も少なくイライラは募るばかりだ。
都会も含めて日本を楽しもうと言っていた自分が馬鹿らしく思ってしまった。
これは悪い傾向だ…。とにかく、まずは道の駅に到着しなければ!!
ゆっくりとダラダラ走り、途中スーパーで買い物をする。
自転車に戻ると清掃員のおばさんが話しかけてきて、
「雨だから濡れて大変でしょう」とゴミ袋をたくさん頂いた。
これで雨対策はバッチリ!!ありがとうございました!!
ダラダラ走行を持続しながらも何事もなく道の駅に到着。
道の駅の方に電源の使用許可を頂き、ひたすらパソコン作業。
遠山君のお母さんに頂いたお弁当を食べて、更にキーボードを打つ手は速くなる。
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| 道の駅の方から |
パソコン作業をしていると、先ほどの道の駅の方がやって来て
「道の駅限定のお菓子だから、良かったら食べて」と和菓子を頂いてしまった。
和菓子好きの僕としては、もう涙物の差し入れだ…。
こうやって、たくさんの方から物を媒介として優しさを頂いて僕は感無量だ。
本当にありがとうございました!!
結局、道の駅が閉館するまでパソコン作業をしていた。
外に出て人がいなくなるのを待つが…、複合施設になっているのか人がいなくなる気配がない。
それに加えて、寝床に良さそうな軒下もゲートによって閉じられてしまったし、警備員も常に在駐しているようだ。
辛うじて雨風を凌げそうな場所にいると警備員がやってきて、「ここ邪魔になるから」と一蹴。
ここでの野宿は無理だ…。
そう悟った僕は止むことのない雨の中走り出した。
道幅の狭い住宅街を肩身の狭い思いをしながら慎重に進んでいく。
ここは…駄目だ。ここも…駄目だ。ここなら…あぁ…。
非常にまずい状態。
雨のため一向にスピードも上がらないし、この近辺には公園もなさそうだった。
無意味に道の駅に戻ってみたり、同じ道を何回も走ったりと取り乱していた。
むむ、もうどうにでもなってくれ…。
もう寝ずに何処かで暇を潰していようか考えていた時にスーパーを発見した。
今日は流石に自炊する気にもなれずに、吸い込まれるように惣菜コーナーへ行き半額の弁当を購入。
スーパー内の休憩スペースでお弁当を食べながら、これからどうするか思案。
結局、考えがまとまることもなく自転車へと戻った…。
すると、あるご家族に話しかけられて暫し旅の話をする。
なぜだろうか…、いつもと同じような受け答えだったのだけど妙に救われた感じがした。
安心感というのだろうか?
途方にくれて、寂しい気持ちでいっぱいだった僕としては妙に吹っ切れた。
話し終わった後は、また気合を入れなおすことができて寝床探しを再会!!
それから、さほど時間が経たない内に何とかテントを張れそうな軒下を発見。
えーい、住宅街のど真ん中だけど構うもんかー!!
これも旅で得ることの出来た技です。
とにかく雨さえ凌げ、人目につかないところだったので大丈夫だと思う。
さて、明日からはいよいよ東京へと歩を進めていくのである。
ドキドキだなぁ…。